2022-06-17 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、21000ポイント付近で伸び悩み
17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.78%高の21009.00ポイントだった。中国企業指数は0.97%高の7329.51ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で741億5000万HKドル。
ハンセン指数は欧米株安の流れを引き継いで続落して始まったものの、朝方に上昇へ転じた。前日終値は5月27日以来およそ3週間ぶり安値とあって、自律反発狙いの買いが相場を押し上げた。もっとも、米国や欧州の主要中央銀行が相次いで利上げに踏み切ったことで世界景気の減速懸念が広がり、買い上がるムードは乏しい。ハンセン指数は前日に割り込んでいた心理的節目の21000ポイント付近でもみ合い、同水準をかろうじて上回って前場の取引を終えた。
個別では、ネットサービスを手掛ける美団(
03690)とJDドットコム(
09618)、阿里健康(
00241)や火鍋チェーン大手の海底撈国際(
06862)が大幅に反発。自動車株の吉利汽車(
00175)、保険株のAIAグループ(
01299)と中国平安保険(
02318)も買われた。一方、電動工具メーカーの創科実業(
00669)が5営業日続落した。5月の米住宅着工件数が前月比で市場予想を超える減少となり、同社製品の需要縮小を警戒する売りが出たもよう。アルミメーカーの中国宏橋(
01378)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)の下げがきつい。