18日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に4営業日続伸。終値は前日比0.20%高の20644.28ポイントだった。中国企業指数は0.18%高の7089.29ポイント。メインボードの売買代金は概算で1126億7000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ高く寄り付いたものの、ほどなくして下向きに転じ、その後はマイナス圏でもみ合った。これまで3営業日続伸し、前日の上昇率が3%超に達していただけに、利益確定売りが出た。ただ、上海市のロックダウン解除で中国景気が反転上昇することや、中国当局の景気対策への期待が根強いなか、後場にプラス圏へ浮上。その後は前日終値を挟んでもみ合ったが、小高い水準で引けた。
ハンセン指数構成銘柄では、電気工具大手の創科実業(
00669)、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)、ガス会社の新奥能源(
02688)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)が高い。農村部向けの自動車補助金制度「汽車下郷」が新たにスタートし、6月初めにも政策が発表されるとの報道を好感して自動車メーカーのBYD(
01211)も買われた。半面、医薬株の薬明生物技術(
02269)、石薬集団(
01093)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)、香港公益株の電能実業(
00006)が下げた。前日に高かったJDドットコム(
09618)、美団(
03690)、テンセント(
00700)、アリババ集団(
09988)が軟調。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は0.29%高の4260.37ポイントと4営業日続伸。明源雲集団(
00909)、海爾智家(
06690)、万国数拠(
09698)が買われた半面、キングソフト(
03888)、快手科技(
01024)、ASMパシフィック(
00522)が下落した。