クレディ・スイスは最新リポートで、中国最大級の石油グループ、ペトロチャイナ(
00857)の投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を5.2HKドルに設定した。同社が2021年12月本決算で純利益が4.74−4.95倍になる見通しを発表したことについて、市場予想と一致し、14年以来の高水準になると評価。21年10−12月期の輸入天然ガスの赤字が予想より小さかった可能性があるとした。『経済通』が14日伝えた。
21年に入ってから供給のひっ迫から石油価格が上昇していることに触れ、今年のアジア・太平洋地域の石油セクターは引き続き市場全体をアウトパフォームするとの見方を示した。原油価格が1バレル当たり75米ドルと仮定した場合、ペトロチャイナの22年純利益は1000億元に上ると予想。収益力は原油相場が1バレル100米ドル以上で推移していた2011−14年の水準に回復するとした。
クレディ・スイスはペトロチャイナの2022−23年利益予想を据え置く一方、今回の業績見通しを踏まえて21年EPS予想を2%上方修正した。