7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比1.15%高の23337.96ポイントだった。中国企業指数は1.28%高の8172.02ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で742億9000万HKドル。
ハンセン指数の始値は前日終値を1%超上回った。朝方に上げ幅を縮小したものの、前引けにかけて20日移動平均(前引け時点で23283.53ポイント)を上抜けて引けた。中国当局が不動産企業の負債比率規制を緩和したと伝わり、業界大手が経営難の同業を買収する資金を調達しやすくなるとの思惑買いが入った。行政リスクが嫌気されて大きく売られていた大型ネット株も上昇している。
個別では、中国政府系不動産デベロッパーの華潤置地(
01109)と中国海外発展(
00688)が急上昇。インターネット・プラットフォーム企業のアリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)、美団(
03690)、テンセント(
00700)もそろって買われた。石油株のペトロチャイナ(
00857)、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)も高い。半面、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)が大幅に反落した。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)とBYD(
01211)、電動工具大手の創科実業(
00669)も下げた。