9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。前場終値は前日比0.89%高の24210.02ポイントだった。中国企業指数は1.40%高の8642.18ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で708億5000万HKドル。
ハンセン指数は寄り付きで心理的節目の24000ポイントを回復し、プラス圏で推移した。前日の米株高やきょうの中国本土市場の上昇が好感されたほか、中国政府が景気を下支えするために対策を打ち出すとの期待感から買いが広がった。ただ、中国恒大集団(
03333)や佳兆業集団(
01638)などの債務不履行(デフォルト)を警戒し、上値を追う勢いは限られた。中国の国家統計局がきょう午前に発表した11月の主要経済指標は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比2.3%上昇と市場予想を下回った半面、生産者物価指数(PPI)は前年同月比12.9%上昇と市場予想を上回った。
個別では、アリババ集団(
09988)やテンセント(
00700)、美団(
03690)が買われて指数を押し上げたほか、石薬集団(
01093)や阿里健康(
00241)の上昇も目立った。半面、電能実業(
00006)やHSBC(
00005)がさえなかった。