2021-12-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続伸、政策期待続く 金融株が大幅高
9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。前場終値は前日比1.03%高の3675.04ポイントだった。深セン成分指数は1.27%高の15154.22ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7754億4000万元だった。
上海総合指数は小動きで始まった後、徐々に上げ幅を拡大した。指数は前日まで続伸して1カ月半ぶり高値を付けて引けたことから利益確定売りも出やすかったが、前日の米株高が好感されたほか、中国政府による景気下支え策への期待が根強く、幅広い銘柄に買いが入った。きょう寄り付き時に発表された11月の消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回ったが、上昇率が拡大した。一方、生産者物価指数(PPI)は市場予想を上回ったが、前年比の上昇率は過去最高だった前月から縮小した。
セクター別では、証券や保険が全面高。酒造や医療機器、家電なども大きく買われた。半面、風力発電設備が大幅安。航空・宇宙や太陽光発電設備などもさえない。
上海B株指数は0.18%高の286.24ポイント、深センB株指数は0.74%高の1204.72ポイントだった。