2021-12-01 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅続伸、財新PMIは予想下振れも政策期待広がる
1日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続伸。前場終値は前日比0.11%高の3567.83ポイントだった。深セン成分指数は0.27%安の14756.28ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7177億7800万元だった。
上海総合指数は一進一退の展開が続いたが、結局プラス圏で前場の取引を終えた。前日に国家統計局が発表した2021年11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1と市場予想を上振れたが、きょうの寄り付き後に発表された21年11月の財新中国製造業PMIは49.9と市場予想を下振れたことを受けて、政策支援への期待が優勢となったもよう。もっとも、新型コロナ変異ウイルス「オミクロン株」の世界的な感染拡大への懸念も根強く、上値は限られた。
セクター別では、証券が全面高。造紙・印刷や石炭、ソフトウエアサービスなども大きく買われた。半面、風力発電設備や太陽光発電設備が安い。バッテリー素材や航空・宇宙もさえない。
上海B株指数は0.40%高の280.53ポイント、深センB株指数は0.69%高の1179.30ポイント。