週明け29日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルスの「オミクロン型」を警戒する売りが重荷。ただ、景気回復鈍化が懸念される半面で米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が市場で後退し、ハイテク株や不動産株の一角が買われている。
指数は日本時間午前10時39分現在、前営業日比0.19%安の24034.56ポイントで推移している。個別では、中国生活情報サイト運営の美団(
03690)が急落。26日大引け後に発表した2021年7−9月期決算が市場予想を上回る赤字に転落し、失望売りが膨らんだ。カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)も大幅安。半面、医薬品株の薬明生物技術(
02269)と中国生物製薬(
01177)が買われている。不動産デベロッパーの龍湖集団(
00960)、華潤置地(
01109)も上昇した。