週明け22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比0.61%高の3582.08ポイントだった。深セン成分指数は1.41%高の14960.66ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2549億1700万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で堅調に推移した。欧州での新型コロナウイルスの感染再拡大などが警戒されたが、日増しに高まる景気下押し圧力に対抗して中国がまもなく金融政策と財政政策を大幅に緩和し、向こう数カ月以内に預金準備率を再度引き下げる可能性があるとの見方が浮上し、買いが広がった。指数は結局、10月26日以来、約4週ぶり高値水準できょうの取引を終えた。セクター別では、バッテリー素材が全面高となったほか、電子部品、自動車なども買われた。半面、保険が全面安。造船や銀行、不動産も売られた。
A株市場では、1−10月の証券印紙税収入が43%増加したことなどを好感し、東方証券(
600958)や広発証券(
000776)などが買われた。BYD(
002594)や広州汽車集団(
601238)、浙江世宝(
002703)も高かった。半面、保利発展控股集団(
600048)や万科企業(
000002)が大きく売られたほか、中国太平洋保険(
601601)や招商局蛇口工業区控股(
001979)の下落も目立った。
上海B株指数は0.91%安の278.13ポイント、深センB株指数は0.70%高の1172.65ポイント。