週明け22日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続落。前場終値は前営業日比0.35%安の24962.11ポイントだった。中国企業指数は0.37%安の8937.91ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で724億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は朝方に前週末終値付近でもみ合った後、次第に下げ幅を拡大。心理的節目の25000ポイントを割り込んで前場の取引を終えた。朝方は自律的反発を見込む買いが入ったものの、新型コロナウイルスの感染が再拡大する欧州で景気回復が遅れるとの警戒感が強まり、投資家が運用リスクを回避する売りが出た。
個別ではハイテク株の美団(
03690)と小米集団(
01810)、医薬品株の薬明生物技術(
02269)が売られて相場の重荷だった。中国石油メジャーのシノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)は軒並み安。火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)は大幅に続落した。半面、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)が高い。自動車株のBYD(
01211)、吉利汽車(
00175)の上昇も目立った。