2021-11-22 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】上値重いか、コロナ再拡大で欧州景気の減速警戒
週明け22日の香港市場は上値の重い展開か。欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、オーストリアでは22日からロックダウンに入る。主要国で厳しい規制が導入されれば欧州景気の回復が遅れると懸念する売りが出そうだ。一方、決算発表や業績見通しを手掛かりとする個別物色は引き続き活発だろう。
もっとも、前週末のハンセン指数は3日続落して10日以来の安値圏にあっただけに、自律的反発を見込む買いが相場を下支えする展開がありそうだ。心理的節目の25000ポイントが下値のめどとして意識されるだろう。
19日のNY株式市場では、ダウ平均が3日続落。半面、ハイテク株主体のナスダック総合は長期金利低下を背景に続伸し、連日で過去最高値を更新した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は下げが目立った。大型ネット株のテンセント(
00700)とアリババ集団(
09988)、銀行株のHSBC(
00005)と中国建設銀行(
00939)が香港終値を下回って引けた。