15日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.40%高の3572.37ポイントだった。深セン成分指数は0.52%高の14415.99ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9890億6200万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、前場でプラス圏に浮上。後場に入り、次第に上げ幅を拡大すると、そのままきょうの取引を終えた。週明けに7−9月国内総生産(GDP)など主要経済指標の発表を控えていることから、週末を前に持ち高調整の売りが先行したが、商品相場の上昇を受けて業績が押し上げられたとの思惑から前日に売られた石炭など資源・素材株を中心に買いが入ったもよう。また、企業の四半期決算発表を前にして、好業績が期待できる銘柄を物色する動きも見られた。
セクター別では、石炭がほぼ全面高。非金属材料や通信、採掘なども買われた。半面、宝飾品や造船がほぼ全面安。食品飲料や医療、水運などもさえない。
A株市場では、リチウム電池材料メーカーの寧波杉杉(
600884)や生薬メーカーの東阿阿膠(
000423)がストップ高。半導体メーカーの紫光国芯微電子(
002049)や中国石油メジャーのペトロチャイナ(
601857)、養豚業者の牧原食品(
002714)も大きく買われた。自動車関連の華域汽車系統(
600741)やBYD(
002594)もしっかり。半面、教育株の中公教育科技(
002607)がストップ安。自動車部品メーカーの安徽中鼎密封件(
000887)やアニメーション制作会社の奥飛娯楽(
002292)、製紙大手のチェンミン・ペーパー(
000488)も下げがきつい。
上海B株指数は0.16%高の277.97ポイント、深センB株指数は1.30%安の1165.84ポイントだった。