2021-10-14 |
香港/企業動向/海運 |
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太平洋航運の7−9月期チャーターベース利益、08年以来の高水準
ドライバルク主体の海運会社、太平洋航運(
02343)は13日、2021年7−9月期の業務統計を発表した。ばら積み船の1日当たりチャーターベース(TCE、運賃・用船料から運航コストを差し引いたもの)利益は、ハンディサイズ(載貨重量1万−3万9999トン)が2万4350米ドル、スープラマックス(載貨重量5万−6万トン)が3万6270米ドルに上り、4半期ベースとしては2008年以来の高水準となったことを明らかにした。うち、9月はハンディサイズが2万6950米ドル、スープラマックスが3万9310米ドルだった。
一方、10月に入ってチャーターベース利益はさらに上昇しており、11日時点でハンディサイズが2万9070米ドル、スープラマックスが4万200米ドルに上り、2021年上期の採算ライン(それぞれ8630米ドル、1万170米ドル)を大きく上回っている。