2021-09-24 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日ぶり小反落、方向感欠く 不動産株に売り
24日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.03%安の24504.11ポイントだった。中国企業指数は0.16%安の8719.55ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で739億2000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付き、前日終値を挟んで一進一退の展開となった。市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)の内容をほぼ想定通りと受け止めたものの、中国による企業統制の強化に対する警戒は解いていない。中国恒大集団(
03333)の債務問題への懸念もくすぶり、相場は方向感を欠いた。
中国恒大集団は前日比7.12%安と急反落して前場の取引を終えた。不動産株の下落が目立ち、龍湖集団(
00960)、新鴻基地産(
00016)、恒隆地産(
00101)、長江実業集団(
01113)が売られた。信義ガラス(
00868)と李寧(
02331)、海底撈国際(
06862)は大幅に続落。前日高かった中国中信(
00267)と阿里健康(
00241)も大きく下げた。一方、金融株の中国平安保険(
02318)とHSBC(
00005)、ハイテク株の美団(
03690)が続伸。石油会社のCNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)、電気自動車メーカーのBYD(
01211)も買われた。