2021-04-23 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり小反発、米中の協力姿勢を好感も上値重い
23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに小反発。前場終値は前日比0.05%高の3466.68ポイントだった。深セン成分指数は0.75%高の14315.57ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4993億2700万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、ほどなくしてプラス圏に浮上。前日まで3日続落した後とあって、反発狙いの買いが相場を支えた。22日から開かれた米国主催の気候変動サミットに習近平国家主席がビデオ方式で出席し、対立を深める米中が気候変動対策では協力していく姿勢を示したことも好感されたもよう。もっとも、上値の重さが目立ち、前引け前に指数が上げ幅を縮め、かろうじてプラス圏で引けた。
セクター別では、医療、鉄鋼が高い。半面、習主席が石炭の消費を減らしていく方針を表明したことを嫌気し、石炭が売られた。観光・ホテル、造船、通信キャリアも下げた。
上海B株指数は0.55%安の250.44ポイント、深センB株指数は0.31%安の1160.66ポイントだった。