2021-02-22 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】底堅いか、景気回復期待や「北水」流入が支え
週明け22日の香港市場は底堅いか。新型コロナウイルスワクチンの接種拡大を背景に経済回復への期待は根強く、買いが入りそうだ。また、今年に入って香港市場の上昇を支えている中国本土市場からの資金「北水」の流入も一定の支えとなりそうだ。ただ、指数は約2年8カ月ぶりの高値水準にあり、利益確定の売りが相場の重しとなる可能性もある。
19日のNY株式相場はほぼ横ばい。前日引け後にイエレン米財務長官長が1.9兆米ドルの経済対策の必要性を強調したことで朝方は景気敏感株を中心に堅調に推移したが、長期金利が上昇し将来のインフレ高進が懸念されたことや、主力ハイテク株の一角が利益確定売りに押されたことで午後に失速した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(
00005)やAIAグループ(
01299)、中国平安保険(
02318)が香港終値を上回って引けている。