UBSは最新リポートで、テンセント(
00700)の投資判断を「買い」に据え置き、目標株価をこれまでの700HKドルから830HKドルに引き上げた。新目標株価は、ディスカウントキャッシュフロー(DCF)法を使って算定したもので、2021年予想PER41倍、2022年予想PER34倍に相当する。テンセントのモバイルゲームが好調で、広告やクラウド業務にも発展の機会が見られることを評価した。『AAストックス』が25日伝えた。
経営陣はフィンテックの開発も検討している可能性があることから、今後2年間でテンセントの売上高成長率が約25%、EBIT成長率が約30%と判断した。
また、独占禁止法関連の規制はテンセントにほとんど影響を与えないとする一方、ストリーミングやフィンテック関連の規制が強化される可能性はあるとした。
テンセントの株価は日本時間午後0時3分現在、前営業日比7.45%高の742.5HKドルで推移している。