22日の香港市場で中国の動画中継プラットフォーム運営大手、映客互娯(
03700)が大幅に9営業日続伸。22日終値は前日比26.92%高の1.98HKドルとなり、11日からの9営業日の上昇率が90.38%に達した。米ナスダック上場の中国モバイル開発者向けサービス業者、極光移動(JG)との提携合意が好感されたほか、動画投稿アプリ大手である快手の香港上場を巡る報道を受けて、セクターのバリュエーション見直しへの期待から買いが膨らんだもよう。
現地メディアによると、映客互娯は戦略提携について極光移動と合意した。映客互娯は極光移動の人工知能(AI)技術などを活用して運営データ分析プラットフォームを構築することによって、ユーザー数の拡大を目指す。報道があった18日に映客互娯の株価は20.66%上昇した。
また、快手は早ければ2月5日に香港市場に上場すると伝えられている。企業価値の評価額目標は500億米ドルで、50億米ドル(約390億HKドル)の調達を目指す。テンセント(
00700)や米セコイア・キャピタル、百度(BIDU)、シンガポール政府投資会社のテマセク・ホールディングスなどが出資している。