2021-01-04 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続伸、節目の3500ポイント回復
年明け4日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。前場終値は前営業日比0.91%高の3504.57ポイントだった。深セン成分指数も2.30%高の14804.01ポイントと3営業日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7173億500万元だった。
上海総合指数は、序盤はマイナス圏で推移したものの、ほどなくプラス圏に浮上すると、上げ幅を拡大し、心理的節目の3500ポイントにのせて前場の取引を終えた。新型コロナウイルスワクチンの接種や承認の動きが加速していることを受け、世界経済の回復期待が高まった。また、米中の対立激化が懸念される一方で、中国とEUが包括的投資協定の締結で大筋合意したことも好感された。セクター別では、造船と航空・宇宙がほぼ全面高。酒造や非鉄金属も買われた。半面、金融当局が銀行の住宅ローンや不動産企業への融資に上限を設定する規制を1月1日付で施行したことを受け、銀行が全面安。不動産と保険も売られた
上海B株指数は1.13%高の246.23ポイント、深センB株指数は1.86%高の1106.93ポイントだった。