3日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続落。終値は前日比0.21%安の3442.14ポイントだった。深セン成分指数は0.07%高の13982.34ポイントと3日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8263億5300万元だった。
上海総合指数は前場、おおむね小安く推移。新たな買い材料に乏しいなか、目先の利益を確定する売りが前日に続いて先行した。ただ、人民元の対米ドル相場の上昇を受けて海外資金の流入期待が広がり、下値は堅かった。心理的節目の3400ポイントに近い水準では買い戻しが入り、下げ幅を縮小した。後場には小幅ながらプラス圏に浮上する場面もあった。セクター別では、非鉄金属や石炭、貴金属などが売られる半面、医療・医薬品、銀行、公共事業などが買われている。
A株市場では中国アルミ(
601600)や中国神華能源(
601088)、宝山鋼鉄(
600019)など素材株の下げがきつい。自動車メーカーの重慶長安汽車(
000625)、家電・半導体ディスプレー大手のTCL科技集団(
000100)は大幅安。中期社債利払いの不履行を発表した東旭光電科技(
000413)も売られた。一方、医薬品株の上海復星医薬(
600196)、江蘇恒瑞医薬(
600276)、麗珠医薬集団(
000513)の上昇が目立った。白酒メーカーの安徽古井貢酒(
000596)、調味料の仏山市海天調味食品(
603288)が高い。
上海B株指数は0.03%高の241.85ポイントと3日続伸。深センB株指数は0.70%安の1048.50ポイントと続落した。