25日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続伸。前場終値は前日比0.85%高の26814.66ポイントだった。中国企業指数は0.36%高の10650.55ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で975億4000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高を好感し、プラス圏で堅調に推移した。コロナワクチンの早期実用化による景気回復期待が続く中、次期バイデン大統領への政権移行作業が正式にスタートしたことで政治的不透明感が後退し、投資家のリスク選好姿勢が強まった。指数は一時、心理的節目の27000ポイントに乗せる場面もあった。
個別では、時価総額の大きいHSBC(
00005)が6%超上昇し、指数を押し上げた。原油先物価格の上昇を受けてシノペック(
00386)やCNOOC(
00883)も高い。半面、7−9月期決算を発表した小米集団(
01810)が安い。米連邦通信委員会(FCC)が異議申し立てを退け、「安全保障上の脅威」認定を維持したことを嫌気し、中興通訊(
00763)も売られた。