ゴールドマン・サックスは最新リポートで、中国のスマホ大手、小米集団(
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ゴールドマンはこれを踏まえ、小米集団の投資判断を「買い」に維持したほか、目標株価を29.4HKドルから30.5HKドルに引き上げた。モノのインターネット(IoT)関連収入がネットサービス関連収入の伸び鈍化を補ったとし、2022年の売上高予想を1%上方修正した。
2020年7−9月期のスマートフォンとIoT関連業務は好調で、スマートフォン業務の売り上げは476億元に上り、伸び率は前年同期比47.5%増と過去最高を記録したと指摘。出荷台数は45.3%増の4660万台だった。
小米集団の株価は日本時間午後0時44分現在、前日比3.13%安の26.30HKドルで推移している。