18日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。終値は前日比0.49%高の26544.29ポイントだった。中国企業指数は0.85%高の10640.05ポイント。メインボードの売買代金は概算で1337億7000万HKドル。
ハンセン指数は、前場はマイナス圏での推移が目立ったが、後場はプラス圏で推移した。米証券取引委員会(SEC)が米国の監査基準に反する企業の上場廃止につながる新たな規則を年内に提案し、早ければ2022年に施行すると伝わり、米中関係の悪化などが警戒されたものの、中国政府が追加で経済対策を講じる方針を示したことが好感され、ハンセン指数は結局、今年3月5日以来、約8カ月半ぶりの高値で取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、独ダイムラーと次世代型ハイブリッド車(HEV)向けのエンジンを共同開発すると伝わった吉利汽車(
00175)が7%近く上昇。太古A(
00019)や華潤置地(
01109)の上昇も目立った。半面、恒隆地産(
00101)やLink REIT(
00823)が売られた。
この他では、親会社の北京能源集団による非公開化計画を明らかにした京能清潔能源(
00579)が5%近く上昇した。思摩爾国際(
06969)やヤム・チャイナ(
09987)、華住集団(
01179)はいずれも上場来高値を更新した。半面、7−9月期決算を発表したキングソフト(
03888)が売られた。