24日のNY株式相場は小幅反発。新規失業保険申請件数の悪化や追加経済対策の成立が遅れる見通しなどで軟調にスタートしたが、アップルなどの主力ハイテク株が総じて上昇し、主要3指数がそろって反発して終了した。前日に525米ドル安となったダウ平均は、朝方に226米ドル安まで下落したが、午後には331米ドル高まで上昇。終盤に再びマイナス圏に下落したものの、52.31米ドル高(+0.20%)と反発して終了。ボーイングが3%超下落し、前日に大幅高となったナイキも2%近く反落した一方、アナリストの投資判断引き上げが好感されたゴールドマン・サックスが5%近く上昇しダウ平均を約59米ドル押し上げたほか、マイクロソフト、アップルも1%超上昇した。S&P500も0.85%安から1.29%高まで上下に振れたが0.30%高と反発して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は0.37%高とダウ平均、S&P500の上昇率を上回った。
9月19日分の新規失業保険申請件数は87万件と市場予想の84万件を上回る悪化となり引き続き雇用環境の悪化が意識された。一方、8月新築住宅販売件数は101.1万件と市場予想の89.5万件を上回り、2006年9月以来の高水準を記録した。追加経済対策を巡っては、米連邦最高裁のルース・ギンズバーグ判事の死去に伴い、後任指名を急ぐトランプ米大統領と、大統領選後に人事を行うべきとする民主党との対立で、追加経済対策成立が遅れるとの見方が強まった。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 26716.09 27094.85 26537.01 26815.44 52.31 0.20
S&P500 3226.14 3278.70 3209.45 3246.59 9.67 0.30
NASDAQ 10551.02 10799.55 10520.22 10672.27 39.28 0.37
CME225先物 23070.00 23120.00 22865.00 23025.00 105.00 0.46
FT100 5822.78 5822.78 5822.78 5822.78 -76.48 -1.29
DAX 12520.47 12684.80 12512.50 12606.57 -36.40 -0.28
為替(ドル/円) 105.33 105.53 105.19 105.40 0.07 0.06
WTI先物 39.60 40.37 39.12 40.31 0.38 0.95
金(Gold)先物 1866.90 1880.90 1851.00 1876.90 8.50 0.45
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載