BofAセキュリティーズ(BofAS)は最新リポートで、雅居楽集団(
03383)の投資判断を「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価も11.6HKドルから14.4 HKドルへ24%上方修正した。雅居楽集団が事業多元化戦略をすばやく進め、一部事業の分離上場を計画することで市場がバリュエーションを見直しており、不動産事業も急速な持ち直しが期待できると評価した。『AAストックス』が18日伝えた。
BofASは、雅居楽集団の不動産開発以外の事業(粗利益の20%超を稼ぐ)が利益貢献を高めると予想。造園や装飾、環境保護など、本業以外の業務をスピンオフし、こうした新事業の資金回収を通じて負債比率を下げる可能性があると指摘。スピンオフ対象の企業はバリュエーションが比較的高く、ロックされていた価値を部分的に解除できるとして、2021−22年の予想利益を1−6%引き上げ、2019−22年のEPSの年間増加率は12%に達するとの予測を示した。
雅居楽集団の株価は日本時間午後4時26分現在、前日比1.49%高の10.92HKドルで推移している。