2020-09-18 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】方向感乏しい展開か、リスク回避の売りと押し目買いが交錯
18日の香港市場は方向感に乏しい相場か。前日のNY市場でのハイテク株下落を受けて投資家がリスク回避姿勢を強める半面、中期的な先高観から押し目買いが入って相場を下支えしそうだ。17日のハンセン指数はハイテク株や国際金融銘柄の売りに押されたものの、9日に付けた直近安値の24213.36ポイントに迫る水準では下げ渋った。金融緩和の長期化で株式市場に資金が流入するとの期待は根強い。
17日のNY株式相場はダウ平均など主要3指数がそろって下げた。主力ハイテク株に利益確定売りが続いたほか、コロナワクチン供給時期についての情報の錯綜が嫌気された。ワクチン供給時期を巡ってはトランプ米大統領が早ければ10月中にも供給が可能だとしたものの、米疾病対策センター(CDC)の責任者は、年内の供給はごくわずかで、幅広い供給は6−9カ月先になるとの見通しを示した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)が香港終値を上回った半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)が下回って引けた。