17日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅続落。終値は前日比1.56%安の24340.85ポイントだった。中国企業指数は1.15%安の9732.15ポイント。メインボードの売買代金は概算で1176億9000万HKドルだった。
ハンセン指数は終始マイナス圏で推移。前日の米ハイテク株安に加え、きょうのダウ平均先物や中国本土の上海総合指数の下落を嫌気した売りが強まった。米中関係を巡っては、動画投稿アプリ「TikTok」を運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)と米IT大手オラクルの提携案に対して、トランプ米大統領が「不満」を示したことが伝わった。指数は序盤に下げ幅を拡大。その後はおおむね24300ポイント台でもみあったものの、結局、終値ベースで9月10日以来、1週間ぶりの安値を付けた。
ハンセン指数構成銘柄では、スマホ大手の小米集団(
01810)が6%台の下落。欧州金融大手のHSBC(
00005)、アジア生保大手のAIAグループ(
01299)、ネット通販最大手のアリババ集団(
09988)、中国IT大手のテンセント(
00700)といった大型銘柄も大きく売られた。半面、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)や香港鉄道運営会社の香港鉄路(
00066)が逆行高を演じた。
ハイテク関連の30銘柄で構成するハンセン科技指数は1.73%安の7301.56ポイントと、5営業日ぶりに反落。小米集団のほか、ネット通販大手のJDドット・コム(
09618)や生活関連サイト運営大手の美団点評(
03690)の下げが目立った。半面、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)やQテクノロジー(
01478)が買われた。