2020-09-11 |
中国/業界動向/通信用機器 |
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20年の世界5Gスマホ出荷、2億7800万台と予測=カナリス
米調査会社カナリスは9日、2020年の世界の5Gスマーフォン出荷台数が2億7800万台に達するとの予測を発表した。地域別ではグレーターチャイナ(中国本土、香港、台湾)が1億7200万台で62%を占め、北米が15%で続く。スマホ全体の出荷台数は2020年に前年比10.7%減るものの、21年には9.9%増えて13億台を超えるとみている。
5Gスマホの出荷が今年増加する最大の理由は、中国本土で製品化が急速に進むこと。「中国市場では規模の経済が働くため、メーカーは低価格のスマホを他国にも供給できる。2021年までには中国で出荷する5Gスマホの60%近くは価格が400米ドル未満となり、向こう12カ月以内に中国の5G普及率が83%に達するだろう」とカナリスのアナリストは語った。