2020-09-10 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発も上値は重く、保険株は全面高
10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.29%高の3264.19ポイントだった。深セン成分指数も0.37%高の12909.04ポイントと反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5211億5500万元だった。
上海総合指数は、前日のNY市場が4日ぶりに反発した流れを引き継ぎ、プラス圏で推移した。指数は前日に7月28日以来、約6週ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がった。ただ、米国やインドとの関係悪化に対する警戒感も根強く、上値は重かった。セクター別では、保険が全面高となったほか、酒造、貴金属なども買われた。習近平国家主席が現代流通システムの構築を指示したと伝わり、物流も高い。半面、造船、航空、ITなどが売られた。
上海B株指数は0.04%高の246.76ポイントと3日ぶりに反発、深センB株指数は0.36%高の942.44ポイントと反発した。