9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.97%安の24385.51ポイントだった。中国企業指数は1.06%安の9725.97ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で680億5000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、終始マイナス圏でもみ合った。前日の米株安が嫌気されたほか、中国と米国やインドとの対立の激化に対する懸念も根強く、リスクを回避する動きが優勢。午前に発表された中国の8月消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)はいずれも市場予想と一致したことから、相場への影響は限られた。
個別では、乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)、中国ネット通販最大手のアリババ集団(
09988)や石油メジャーのCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)の下げが目立った。HSBC(
00005)、中国人寿保険(
02628)、中国建設銀行(
00939)、AIAグループ(
01299)など金融株が安い。半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)が大幅逆行高。スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)がしっかり。