2020-09-08 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:5日続落、米国やインドとの対立激化を懸念
8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日続落。前場終値は前日比0.57%安の24450.24ポイントだった。中国企業指数は0.20%安の9745.45ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で833億9000万HKドル。
ハンセン指数は、序盤は高く推移したが、マイナス圏に沈むと、軟調に推移した。トランプ米大統領が7日、中国との経済関係を切り離す「デカップリング」を進めた方が米国の金銭的損失は少ないとの見解を改めて示したことが嫌気されたほか、中国人民解放軍が8日、国境地帯でインドが威嚇射撃を行ったと発表し、インドとの対立激化に対する警戒感も広がった。ただ、指数は前日まで4営業日続落し、約1カ月ぶり安値を付けた後とあって、買い戻す動きもみられた。
個別では、小米集団(
01810)が7%超下げたほか、中国生物製薬(
01177)や吉利汽車(
00175)も安い。半面、中国工商銀行(
01398)や中国建設銀行(
00939)が買われた。きょう新規上場した農夫山泉(
09633)は公開価格を54%超上回って前場の取引を終えた。