3日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.58%安の3384.98ポイントだった。深セン成分指数は0.83%安の13772.37ポイントと3日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9422億100万元だった。
上海総合指数は、前場はプラス圏での推移も目立ったが、後場はマイナス圏で軟調に推移。心理的節目の3400ポイントを下回り、大引けにかけて徐々に下げ幅を拡大した。8月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことはプラス材料となったものの、インド政府が中国製アプリ118種の使用を禁止する追加措置を発表したことが嫌気されたほか、米中対立への懸念も引き続き相場の重しとなった。セクター別では、保険と貴金属が全面安となったほか、農業・漁業、造船などが売られた。半面、酒造、航空・空港運営、石炭などが買われた。
A株市場では、米マイクロンが今月14日から華為技術(ファーウェイ)への部品供給を停止すると伝わり、中興通訊(
000063)が3%超下げた。老舗調味料メーカーの仏山市海天調味食品(
603288)や世界最大の白物家電メーカー、海爾智家(
600690)の下落も目立った。半面、アリババ集団(
09988)との戦略提携が伝わった瀘州老窖(
000568)が2%超上昇。原油安や人民元高を受けて春秋航空(
601021)や中国国際航空(
601111)も買われた。
上海B株指数は0.33%安の255.59ポイントと4日ぶりに反落、深センB株指数は0.39%安の958.48ポイントと反落した。