2日の香港市場でハンセン指数は小高く寄り付いた直後、下げに転じた。米国の株高と景況感の改善が好感される半面、米中対立の先鋭化懸念が強い。低金利環境が続くとの見方から、金融株が売られて相場の重荷となった。
指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.34%安の25098.99ポイントで推移している。個別では、大型株のHSBC(
00005)、チャイナ・モバイル(
00941)が下落。本土系銀行株の中国工商銀行(
01398)と中国建設銀行(
00939)、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)も安い。一方、ハイテク株のテンセント(
00700)や舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)が上昇して一定の下支えとなった。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)も買われている。