HSBCグローバルリサーチは最新リポートで、瑞声科技(
02018)の目標株価をこれまでの71.6HKドルから65.2HKドルに引き下げた。スマートフォン出荷台数や主要製品の粗利益率の予想引き下げを踏まえ、2020−22年予想純利益をそれぞれ16%、13%、7%下方修正したことを織り込んだ。投資判断は「買い」を維持している。『AAストックス』が26日伝えた。
瑞声科技の4−6月期純利益が前年同期比21%減の2億6800万元となり、HSBC予想と市場コンセンサス予想をともに下回ったと指摘。同期間の粗利益率の回復ペースが予想よりも遅く、前四半期比から横ばいの23.3%にとどまったことが影響したと分析した。一方、売上高が12%増と予想通りだったほか、光学部門の粗利益率が13.8%に上昇したことなどをポジティブに受け止めた。
光学部門は業務が安定しており、利益率の改善と生産能力の拡大が続いていると評価。音響部門はコストコントロールの奏功が利益率の拡大につながるとした。
瑞声科技の株価は日本時間午後3時57分現在、前日比2.55%安の47.85HKドルで推移している。