13日のNY株式相場は高安まちまち。新規失業保険申請件数が3月以来の100万件割れとなり労働市場の回復が確認されたものの、追加経済対策を巡る与野党協議が暗礁に乗り上げたことが相場の重しとなった。S&P500は前日に続いて一時終値での史上最高値を上回ったものの、取引時間中の最高値更新はならず、0.20%安と反落して終了した。ダウ平均はほぼ終日マイナス圏で推移し、80.12米ドル安(-0.29%)と反落。アップルが1.77%上昇し、1銘柄でダウ平均を55ドル押し上げたものの、弱い見通しが嫌気されたシスコ・システムズが11.19%安と急落し、ダウ平均を37ドル押し下げた。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.27%高と続伸。アップルのほか、テスラが4.26%高、ネットフリックスが1.23%高となり、アルファベット、フェイスブックも0.5%以上値上がりした。
S&P500の11セクターは、コミュニケーションが0.38%高となり、ITも0.04%高とわずかに上昇した。一方、エネルギーが1.99%安、不動産が1.23%安となり、資本財、金融も0.6%超下落と経済活動再開恩恵銘柄が総じて下落した。米10年債利回りが一時7.27%台と6月以来の水準に上昇したが、金融株はゴールドマン・サックスやバンク・オブ・アメリカが1%超下落した。引け後に決算を発表したアプライド・マテリアルズは売上高と利益が市場予想を上回り、時間外で一時3%超上昇した。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 27922.51 27986.10 27789.78 27896.72 -80.12 -0.29
S&P500 3372.95 3387.24 3363.35 3373.43 -6.92 -0.20
NASDAQ 11026.86 11124.85 11007.50 11042.50 30.27 0.27
CME225先物 23225.00 23305.00 23130.00 23195.00 -15.00 -0.07
FT100 6185.62 6185.62 6185.62 6185.62 -94.50 -1.50
DAX 13044.47 13075.25 12956.30 12993.71 -64.92 -0.49
為替(ドル/円) 106.86 107.04 106.55 106.91 0.05 0.04
WTI先物 42.57 42.84 42.09 42.24 -0.43 -1.01
金(Gold)先物 1927.30 1974.80 1923.00 1970.40 21.40 1.10
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載