13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.12%安の25213.62ポイントだった。中国企業指数は0.47%高の10263.88ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で652億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は米株高の流れを引き継いで高く寄り付いたが、その後はマイナス圏に沈んだ。前日に3週間ぶりの高値を付けた後で、目先の利益を確定する売りが出やすい環境。注目された大型銘柄の決算発表に対する反応は明暗が分かれ、事前予想を上回る決算で上昇して始まった中国IT大手のテンセント(
00700)が下げに転じると、ハンセン指数も軟調な動きとなった。
個別では、上述のテンセントの下げが目立ったほか、恒隆地産(
00101)やハンセン銀行(
00011)など香港関連銘柄が安い。前日に大きく上昇した欧州金融大手のHSBC(
00005)が反落した。半面、前日大引け後に中間決算を発表した中国通信キャリア大手のチャイナ・ユニコム(
00762)が20%を超す上昇。同業のチャイナ・モバイル(
00941)も大幅高。決算を発表した電動工具大手の創科実業(
00669)が大きく買われた。