6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続伸。終値は前日比0.26%高の3386.46ポイントだった。深セン成分指数は0.70%安の13863.13ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2915億1200万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、ほどなくマイナス圏に沈み、軟調に推移したが、大引け間際にプラス圏に浮上した。指数は前日まで4営業日続伸した後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなったほか、米国が中国のアプリや通信会社の排除に向け新指針を示したことで、米中関係の悪化に対する警戒感が強まった。ただ、中国の景気回復期待を背景に相場の先高観は根強く、指数は結局、7月14日以来、約3週間ぶりの高値で取引を終えた。セクター別では、貴金属、航空・宇宙、証券などが買われた半面、医療、酒造、食品・飲料などが売られた。
A株市場では、中信証券(
600030)や東方証券(
600958)、紫金鉱業集団(
601899)の上昇が目立った。米中関係の悪化を受け、中航航空電子系統(
600372)や中航瀋飛(
600760)などの軍需関連株も大きく買われた。半面、海爾智家(
600690)や広州汽車集団(
601238)、瀘州老窖(
000568)などが売られた。
上海B株指数は0.18%安の241.68ポイントと反落、深センB株指数は0.02%安の937.40ポイントと小幅に3日続落した。