2020-07-29 |
香港/マーケット/証券 |
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香港大引け:続伸、本土株高を好感 HSBCが大幅反発
29日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.45%高の24883.14ポイントだった。中国企業指数は0.32%高の10184.41ポイント。メインボードの売買代金は概算で1044億4000万HKドル。
ハンセン指数は安く始まったが、序盤に切り返した。中国本土相場の上昇を受け、金融株や不動産株、素材株が買われて相場を押し上げた。ただ、中国を含めた世界各地で新型コロナウイルスの感染が再拡大するなかで上値の重さが目立ち、後場寄り直後に小幅ながら下げに転じる場面もあった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を日本時間30日未明に控え、積極的な売買を見送った投資家もいたもよう。セクター別では医療・ヘルスケア、不動産・建設が上げた半面、エネルギーが下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、前日安かったHSBC(
00005)が大きく買い戻されて相場の上昇を主導。香港不動産株の長江実業集団(
01113)と恒隆地産(
00101)、Link REIT(
00823)も反発した。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)は続伸。生保大手の中国人寿保険(
02628)も買われた。半面、前日高かったテンセント(
00700)とAIAグループ(
01299)が下げ、相場の重荷だった。中国石油メジャーのCNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)は軒並み安。
そのほか、自動車株は広州汽車集団(
02238)が大幅上昇した一方で東風汽車集団(
00489)が下落。半導体株もSMIC(
00981)が10%近く上げたもののASMパシフィック(
00522)が売られ、明暗を分けた。