2020-07-21 |
香港/業界動向/証券 |
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香港版ナスダック指数の導入、ハイテク株と香港証券取引所に恩恵=シティ
シティグループは最新リポートで、株価指数を運営するハンセン・インデックシズが、「香港版ナスダック指数」に当たる「ハンセン科技指数」を発表したことに触れ、香港上場のハイテク関連株や香港証券取引所(
00388)にとってプラスに働くとの見方を示した。ハンセン科技指数は27日から算出・公表を開始する予定で、シティはハンセン指数、中国企業指数に次ぐ香港市場の3つ目の旗艦指数になるとの見方を示した。『香港経済日報』が21日伝えた。
シティは、新指数の導入で香港上場のハイテク株に対する投資家の関心が高まり、米ナスダック市場への投資が一部香港市場に分散される可能性があるとした。また、指数連動商品が増え、香港市場の売買代金の増加につながるほか、中国IT企業などにとって香港上場の魅力が増すと指摘した。
インターネットや医薬・ヘルスケアといったハイテクセクターの投資判断を「オーバーウエート」に設定。アリババ集団(
09988)、中国生物製薬(
01177)、阿里健康(
00241)に「買い」を付与している。