2020-07-21 |
香港/企業動向/電子・IT |
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アリババ傘下のアント・グループ、香港と上海でIPOへ
アリババ集団(
09988)傘下の金融サービス会社アント・グループは20日、上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板」と香港証券取引所の重複上場へ向けて新規株式公開(IPO)の手続きを始めたと発表した。同社の井賢棟(エリック・ジン)会長は「上場企業となることで、顧客や取引先、従業員、株主、当局を含むステークホルダーに対して透明性を高める」と語った。
『香港経済日報』よると、アント・グループはIPOで100億米ドル(約775億HKドル)の調達を計画。企業価値は2000億米ドルを見込む。同社は中国最大のスマートフォン決済業務「支付宝(アリペイ)」などを運用し、金融サービス技術を提供している。
アリババ集団の20日終値は前営業日比0.34%高の239.60HKドル。