2020-07-01 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、3000ポイントを回復 官民PMIの予想上振れを好感
1日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.91%高の3011.77ポイントだった。深セン成分指数は1.02%高の12114.21ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5071億3600万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、じりじりと上げ幅を拡大した。朝方に発表された6月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が51.2となり、市場コンセンサス予想の50.5を上回り、前月の50.7から0.5ポイント上昇した。官民で発表された6月の製造業PMIがともに予想を上振れる結果となり、景況感の回復を好感する買いが優勢。指数は中盤に心理的節目の3000ポイントに乗せ、きょうの高値圏で前場の取引を終えた。
セクター別では、酒造、不動産、建材が高い。保険、証券も買われた。半面、医療、農薬、石油、電子・ITなどが軟調。
上海B株指数は0.66%高の214.86ポイント、深センB株指数は1.02%高の881.61ポイントだった。