2020-06-29 |
香港/業界動向/証券 |
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ハンセン指数の20年末目標値は28080ポイント=HSBC
HSBC(
00005)は最新リポートで、香港株の投資判断を「中立」に維持し、2020年末の目標値を28080ポイントに設定した。成長力の高い「新経済(ニューエコノミー)」銘柄や「中国概念株(チャイナ・コンセプト・ストック)」の香港上場で、ハンセン指数の長期的な成長や価値が押し上げられると指摘。米国に上場する中国概念株については、向こう3年で11銘柄が香港に相次いで上場し、ハンセン指数の構成が大幅に変化すると予想した。うち、非必需商品セクターの比率は6%から22%に、ハイテクセクターの比率は13%から21%にそれぞれ上昇するとみている。『信報』が29日伝えた。
一方、「香港国家安全法」については、短期的に香港株に影響する可能性があるものの、香港株のパフォーマンスは企業利益が主導するものであり、ハンセン指数の55%は中国系企業であることから、本土経済の持ち直しを背景に政治的な影響はさほど受けないとの見方を示した。