2020-06-29 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反落、新型コロナの再拡大警戒
週明け29日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比0.71%安の2958.46ポイントだった。深セン成分指数は0.59%安の11743.66ポイントと8営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4540億6300万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、じりじりと下げ幅を広げた。端午節の休場(25−26日)から週末にかけて米国などで新型コロナウイルス感染が再拡大し、世界景気の減速が懸念されたもよう。28日に開幕した全国人民代表大会(全人代)常務委員会が「香港国家安全維持法」草案を審議したと伝わり、米中対立への警戒感もくすぶる。セクター別では保険が全面安のほか、証券やメディア、観光が売られている。半面、医療・医薬品、食品・飲料が買われている。
上海B株指数は1.69%安の211.80ポイントと反落。深センB株指数は1.33%安の866.17ポイントと6営業日ぶりに反落した。