24日の香港市場は前日の米株高を好感も上値の重い展開か。23日のNY株式相場は続伸。トランプ米大統領が米中通商第1段階合意について「全く変わっていない」とツイートしたことなどでダウ平均は上昇してスタート。コロナ感染拡大第2波への警戒感は続いたものの、予想を上回る経済指標を好感し欧州株が上昇したことも米国株の支援となった。
ただ、ハンセン指数は前日に終値で6月10日以来、約2週ぶり高値を付けており、利益確定の売りが出ると予想されるほか、香港市場は端午節であす25日は休場となるため、持ち高調整の売りが相場の重しとなりそうだ。
23日の香港株の米国預託証券(ADR)は、中国建設銀行(
00939)やAIAグループ(
01299)、中国工商銀行(
01398)が香港終値を下回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前営業日終値を約80ポイント超下回る水準で寄り付くことになる。