2020-06-22 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日続伸、証券株に買い 上海総合指数の見直しを好感
週明け22日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続伸。前場終値は前営業日比0.28%高の2975.87ポイントだった。深セン成分指数も0.56%高の11733.06ポイントと5営業日続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5270億6400万元。
上海総合指数は小動きで始まったが、証券株が軒並み高となり相場を押し上げた。上海証券取引所が19日、同指数を1991年の導入後初めて全面的に見直すと発表したことで、証券市場の活性化につながるとの見方から買われた。中国政府が打ち出す景気刺激策に期待する買いも入ったもよう。もっとも、中国や米国での新型コロナウイルス感染「第2波」が警戒されるなか、上値は伸び悩んだ。前週末が4日続伸だっただけに利益確定売りが出やすい。中国人民銀行(中央銀行)が午前に発表した最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)は、市場の引き下げ予想に反して前月から据え置きだった。
上海B株指数は0.18%高の213.96ポイントと5営業日続伸。深センB株指数は0.22%高の869.79ポイントと3営業日続伸した。