2020-06-10 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり反落、マイナス圏でもみ合う 利益確定売りが重荷
10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.50%安の2941.25ポイントだった。深セン成分指数は0.14%高の11299.83ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3742億9200万元だった。
上海総合指数は寄り付いた後、終始マイナス圏でもみ合った。前日に約3カ月ぶり高値を付けた後とあって、利益確定売りが重荷。寄り付きとほぼ同時に発表された5月の生産者物価指数(工業製品出荷価格:PPI)は前年同月比3.7%低下となり、下げ幅が予想の3.3%、前月の3.1%を上回ったことも嫌気された。
セクター別では、保険、造船が全面安。文化・メディア、石油、通信キャリア、航空・空港運営も売られた。医療、百貨店の一角が高い。
上海B株指数は0.27%安の208.72ポイント、深センB株指数は0.31%安の862.78ポイントだった。