2020-06-08 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、景気対策期待と人民元高が支え 保険株に買い
週明け8日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸。前場終値は前営業日比0.28%高の2939.13ポイントだった。深セン成分指数は0.47%高の11233.59ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4443億8300万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付き、プラス圏の狭いレンジで推移した。中国政府が経済成長を下支えする措置を本格化させるとの期待から買いが先行。人民元の対米ドル相場が上昇し、買い安心感につながったもよう。中国人民銀行(中央銀行)が8日に設定した人民元相場の基準値は1米ドル=7.0882元で前日比0.117%(0.0083元)の元高/ドル安水準。6営業日連続で元高方向に設定され、基準値として5月21日以来の元高水準となった。セクター別では、保険が軒並み高のほか、石油、鉄鋼、空運が買われている。一方、小売りや食品・飲料、公共事業が売られている。
上海B株指数は0.72%高の209.60ポイントと3営業日続伸。深センB株指数は0.27%高の862.97ポイントと反発した。