2020-06-05 |
香港/業界動向/空運 |
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航空株が大幅高、米当局が中国航空会社の乗り入れ禁止決定を見直しか
5日の香港と中国本土市場で航空株が大幅高。日本時間午後0時47分現在、香港市場で中国国際航空(
00753)は前日比7.43%高、中国東方航空(
00670)は5.24%高、中国南方航空(
01055)は8.41%高で推移している。米運輸省が中国の航空会社による定期旅客便の乗り入れを禁止する決定を見直すとの報道が手掛かりとなったもよう。各国が新型コロナウイルスの感染拡大防止で講じてきた人の往来を規制する措置を緩和するとの期待も買いを誘っている。『香港経済日報』が5日伝えた。
米運輸省は3日、米系航空会社が6月上旬から中国便を再開する申請を中国当局が認めなかった対抗措置として、6月16日から中国系航空会社による定期旅客便の乗り入れを禁止すると発表した。一方、中国当局は4日、これまで制限してきた国際旅客便を、最大で現状の2倍の週2往復まで認める方針を発表した。暫定的に止めていた米系航空会社などの運航も許可するとし、米国側に譲歩した格好だ。