2020-06-05 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、利益確定売りなどが重し 航空株が逆行高
5日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.26%安の2911.58ポイントだった。深セン成分指数は0.33%安の11102.62ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3774億700万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いたものの、ほどなくしてマイナス圏に沈んだ。景気回復や金融緩和への期待が広がる一方、目先の利益を確定する売りが優勢となった。新たな材料を欠くなか、指数は前場中盤に一時、プラス圏に浮上する場面もみられたが、その後はマイナス圏で下げ幅を広げた。セクター別では、小売りや食品・飲料の売りが目立ったほか、保険、建材が売られた。半面、航空が逆行高。米当局が前日に禁止を発表した中国旅客機の乗り入れを承認すると伝わったことが好感された。
上海B株指数は0.65%高の206.99ポイント、深センB株指数は0.74%安の858.02ポイントだった。