2020-06-05 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】方向感乏しいか、経済再開を好感も利益確定売りが重荷
5日の香港市場は方向感に乏しい相場か。相場を動かす特段の新たな材料を欠くなか、前日終値付近でもみ合う場面が目立ちそうだ。前日のハンセン指数は小幅ながら4日続伸し、終値は5月20日以来の高水準だっただけに利益を確定する売りが出やすい。5月の米雇用統計の発表を香港時間の今晩に控え、欧米市場の反応を見極めたいと投資家は積極的な売買を見送るだろう。半面、各国で広がる経済活動の再開を好感する買いが相場を下支えすると予想する。
4日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が小幅に4日続伸したものの、ハイテク株主体のナスダック総合は5日ぶりの反落となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)が香港終値を上回った半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)、中国4大商業銀行の中国建設銀行(
00939)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)が下回って引けた。